<更新情報>
2024年4月7日に各ページ更新しました。
おかげさまで創刊800号を迎えました!(2022年11月号で達成)
兵庫県播磨地域を中心に活動をしている短歌結社の文学圏です。
同人誌「文学圏」は、おかげさまで2022年11月に通巻800号となりました。
昭和21年の初刊発行以来、実に75年もの長きにわたって 兵庫県内屈指の短歌結社として活動を続けているのです。
2007年6月に「姫路市芸術文化賞 文化年度賞」を受賞し、また、 2014年7月には「半どんの会文化賞」を受賞し、 今、もっとも注目を集めている短歌結社でもあります。
「文学圏」の活動は、歌会の開催や機関誌の発行にとどまらず、 講演会や、地域の文化活動のお手伝いなど多岐にわたっています。
みなさんも、短歌を通して自己表現をしてみませんか? 恋の歌、自然を愛する歌、家族の歌、社会批判の歌など・・・
ご興味がおありでしたら、ぜひ一度お問い合わせください。 新会員の募集は随時行っております。
十首選 2024年4月号 (2024年2月号掲載分より選歌)
選者 生田よしえ(水甕)
・ でき得れば避けたき人にまたも逢う仏のはからいなればせんなし 内山嗣隆
・ 複雑な思いが頭にびっしりとつまって空に飛べない私 藤澤雅代
・ すすき穂の波だつ脇の濃紫りんどう一輪小さな命 西村千代子
・ なんといい菊日和だろ縺れいし心の糸がちょっと解けた 青田綾子
・ 柿の実を捥がねば熊が来るというそれでも残す木守の 一つ 松下孝裕
・ 雲間より光は射して輝けば瓦礫の隙に小さき花見ゆ 畑﨑節子
・ 東北の芹の根美味きを知りてより谷川の芹こほしきわれは 浮田伸子
・ 「女ひとりしゃんとせなあかんよね」淋しきことは言わず別れき 尾花栄子
・ 午後の日がぽぽぽと温し石蕗の花が大きなたんぽぽになる 山本君子
・ どこまでも続くほそみち獣道ぬた場に通う猪の踏み跡 馬場久雄